スーツ下に着るおすすめの防寒ベスト

秋が到来して、寒い季節に突入するとスーツでの通勤や外出はかなり辛いものがありますよね。ですが、コートを羽織るまではいかない時には、防寒ベストがおすすめです。胸元が暖かくなるだけでも全身がポカポカに感じますし、体型も崩しません。

ですが、防寒ベストは素材によってかなり違いがあるものです。そこで、スーツ下に着る防寒ベストについて詳しく解説します。

防寒と聞いて、何よりも保温性を意識したいならカシミヤのベストがおすすめです。カシミヤというのは、カシミヤ山羊から取れる毛のことで、保温性に優れています。寒さが厳しい場所で暮らすカシミヤ山羊の毛は繊維が細く、肌触りも柔らかです。

保温性が高いベストというと、モコモコとしたタイプをイメージする人もいるでしょう。ですが、モコモコしたベストを着ると、体型もだらしなく見える可能性があります。その点、カシミヤだったら薄くて暖かいのでスタイルを崩すことはありません。

おすすめのブランドは、なんといってもUTOです。1992年に東京都青山に創業されたニット専門ブランドで、その種類も豊富です。そして、1人1人の体型に合わせて編み上げるカスタムオーダーを取り入れていて、まさに世界に1枚だけの防寒ベストが誕生するのです。

カシミヤは、美しい光沢を放つ繊維なので大人のおしゃれさが演出できます。ただし、カシミヤは保管中に虫に食われやすいという欠点もあります。カシミヤの防寒ベストをスーツ下に着用する時には、日頃から防虫対策を怠らないようにしましょう。

防寒ベストの欠点は、汗をかくことです。寒い外から暖かい室内に入ると、どうしても汗をかきやすくなります。上着が脱げない状態では、肌がベタベタするので違和感を感じてしまいます。綿の防寒ベストなら吸汗性に優れているため、汗をかいても常に肌をサラサラに保つことができます。

綿というのは、繊維の中心が空洞になっているので、空気を多く溜めておくことが可能です。上着を着ると熱が放出されにくいため、いつまでも暖かさが持続します。更に、耐久性もあるため洗濯を何度も繰り返してもそうそう劣化はしません。

綿の防寒ベストを購入する時のおすすめブランドに、Deliciousがあります。良質な綿を使い、シンプルでありながらスタイリッシュなシルエットは、体型をほっそりと見せる効果がありますし、それでいて窮屈さがないので動く時にも快適です。

ですが、スーツ下に綿の防寒ベストを選択する時には注意点があります。それは、綿の欠点である縮みやすさです。綿というのは、洗濯をすると縮んでしまうことがあります。綿の防寒ベストを洗う時には、できたら手荒いにして縮まないように工夫することが大切です。

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スーツを着る時には、高級感を感じさせたいという人もいます。そんな時には、絹の防寒ベストがピッタリです。サラサラとした肌触りと美しい光沢が見る者に高級感を与えます。薄くて軽やかなのに、なぜ絹が暖かいのかというと、それは糸の内部に秘密があります。

隙間がたくさんあるため、そこから多くの空気を含むことが可能です。肌で生まれた熱が保持されているので、寒い冬でも暖かく過ごすことができます。また、吸湿性もあるので、肌がべたつくこともありません。おすすめのブランドは、イタリアのルイジビアンキです。

クラッシックなデザインが豊富で、洗練された大人のおしゃれが可能です。防寒ベストを着る時には、どうしても機能性を重視してしまいますが、やはりデザインも重要です。そして、体にフィットしていながらきつさはなく、動きやすいためストレスにもなりません。

暖かく、それでいておしゃれさを追求したいという時には、ルイジビアンキの防寒ベストがピッタリの1着といえます。しかし、絹は紫外線に弱い生地でもあります。長時間太陽光に晒しておくと変色する恐れがあるため気をつけましょう。

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防寒ベストを選ぶ時には、とにかく暖かいのがいいという時には、ポリエステルが最適です。化学繊維であるポリエステルは、一見すると保温性があまりないように見えるかもしれません。ですが、自然素材よりも空気を多く含むことができるため暖かさを維持できますし、速乾性もあるためかいた汗が体を冷やすこともありません。

また、シワになりにくいため手入れがとても簡単です。毎日の通勤で着る防寒ベストは、定期的に洗濯がしたいものです。ポリエステルの防寒ベストなら、耐久性もあるので頻繁に洗濯をしても生地が傷むことが少なくすみます。

ポリエステルの防寒ベストを購入する時のおすすめは、高品質の生地を多く扱うBEAMSです。あらゆるライフスタイルに合わせたアイテムを多く扱うBEAMSは、カジュアルでありながらフォーマルな魅力に溢れています。

あらゆるカラーのスーツに合わせやすいため、とても選びやすいブランドです。しかし、ポリエステルは毛羽立ちやすく毛玉ができやすいので、日頃からの手入れが大切です。

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スーツ下に着る防寒ベストの選び方では、サイズに気をつけることです。ついついゆったりしたサイズの方が暖かいイメージがありますが、それでは風が入り込むと寒く感じることがあります。

それよりも、体にフィットしている方が暖かさをずっと維持できます。防寒ベストを購入する時には、事前に1度試着することがおすすめです。試着しに行く時には普段着ているスーツを着用しておくと選びやすくなります。

また、素材によっては肌に合わないものもあります。せっかく暖かい防寒ベストを見つけても、肌が痒くなったり湿疹ができては意味がありません。購入する時には、使用されている素材が肌に合うかどうかも確かめてから決めるようにしましょう。

選ぶ時にはスーツのカラーと同系色を選ぶのもコツの1つです。同系色の方がスタイリッシュに見えますし、体型もスリムに感じさせます。大切なことは、全体的な調和を整えることです。

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スーツ下の防寒ベストを選ぶ時には、デザインやカラーも大切ですが、何よりも素材を意識することです。素材によってはそれぞれ特徴が違うので自分に合った1品を見つけることができます。

この時には、自分の肌に合っているかを確かめておくのも重要です。また、サイズやスーツとの相性についても考慮すると更にいいでしょう。